[00:02:00] 恋詩 - 安田レイ 
[00:23:00] 絡まった蜘蛛の巣があたしを指差して　
[00:27:00] 浮ついた胸の奥に皮肉を投げる
[00:32:00] 快楽に溺れし人の涙は　儚き夢の証
[00:42:00] 彼方に生きる民にあたしは無力　
[00:46:00] 憂うべき運命(さだめ)に何を祈る
[00:51:00] 現実に流れし人の涙は　眩しき夢の魂
[01:01:00] 垣間見た心の中咲く　
[01:05:00] 一輪の花の色は見えぬ
[01:10:00] 妖艶と麗しき罪の名は　
[01:15:00] 忌々しき愛と共に在りし
[01:18:00] 夜を越えあたしの夢今開く　
[01:23:00] 胸の中に宿りし恋の詩
[01:28:00] 「一夜の戯れよ」と淡として　
[01:33:00] 餞(はなむけ)の辞(ことば)を捧げましょう
[01:48:00] 切なき胸の内は一向(ひたすら)隠して　
[01:52:00] 今宵の静寂に吐息は溶ける
[01:57:00] 甘美な唇に伝う指先　
[02:02:00] 密かに濡れてゆく
[02:07:00] さんざめく光の中待つ　
[02:11:00] 罪深き人の影は見えぬ
[02:16:00] 永遠と唄われし罪の名は　
[02:21:00] 儚き愛のもとに宿し
[02:24:00] 日々を越えあたしの夢今散らし　
[02:29:00] 胸の中の扉は閉ざしましょう
[02:34:00] 一夜の戯れにも煌煌と　
[02:38:00] 燃え盛りし愛を冷ましましょう
[03:10:00] 無造作に絡んだ指を解き今　
[03:14:00] この胸の熱(ほとぼ)りは癒えよう
[03:19:00] 恍惚と喘ぐ声は空に消え　
[03:24:00] 日溜まりの花と変わるのです
[03:28:00] また芽吹くのです　
[03:30:00] そう生きるのです
[03:34:00] やがて時は満ち人は変わるもの　
[03:39:00] 強く儚き愛と生きるもの
[03:43:00] つれなき恋路をただ阻むのは「あたし」という名の影無双
[03:53:00] 夜を越えあたしの夢今開く　
[03:57:00] 胸の中に宿りし恋の詩
[04:02:00] 「一夜の戯れよ」と淡として　
[04:07:00] 餞(はなむけ)の辞(ことば)を捧げましょう