岩崎琢
殊にストリングスセクション、弦楽合奏に定評のある作曲家で(OVA るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-追憶編OST所収の Quiet lifeなどを参照のこと)、打ち込み(DTM)の評価も高い。テレビアニメ『今、そこにいる僕』で劇伴界に新風を喚起し、のちOVAのサウンドトラックでゴールデンスタンダードとも呼べるオリジナリティを確立した。以後一時期、特徴的な独創性が仇になり、作風の停滞を指摘されるも、2006年以降『結界師』のOST、また『天元突破グレンラガン』の劇伴でヒッホッやノイズミュージックなどの手法を縦横に用いることで堂々新境地を開拓。参加作品の質、及び量の多さにもかかわらず、高水準の音楽を生み出し続け、名実共に劇伴作曲家、またトップコンーザーとしての地位を着実に固めている。